遠藤京子への道

捜索範囲の拡大 2001年3月9日 後輩がインターネットで京都の中古ショップを見つけてくれたが、河原町近辺 の中古屋密集地帯(寺町から木屋町、四条から二条辺りまで)ではあまり収穫が なかった。しかしインターネットでショップを探すという方法を得たことに よって捜索範囲を大阪へも広げることにした。利用したのは「インターネット タウンページ」。京都で40店、大阪で80店ほどのショップが見つかった。 大阪の密集地帯は日本橋電気屋街から難波、心斎橋にかけてと梅田近辺。 日本橋、難波近辺では「夢見るスター」のLPと「Be Love」、「雪が降るまえに」 のEPが見つかった。「Be Love」B面の「5月のマリア」はアルバム未収録曲 だったので迷わず購入、「雪が降るまえに」のB面の「Green Room」はアルバム 収録曲だったがアルバム自体が手に入るかどうか分からないのでこれも購入。 大阪はしょっちゅう行けるわけではないので、梅田の探索に行ける日までの間は 京都でこれまで避けていた洋楽専門店、テクノ専門店、ぽつんと1軒だけ離れた 中古店などを押さえ、タウンページの店を片っ端からつぶしていくことにした。 2001年3月22日 「Operette」が見つかった。ニューウェーブやテクノ、サイケなどを扱う、 ほとんど洋楽(特にユーロ)専門店だった。邦楽は全部で20枚ほどしかなく、 YMOや大滝詠一などに混じって、遠藤京子があった。店の主人も自分の店に 遠藤京子を探しにくる客がいるとは思わなかっただろう。今思えばあれは 大滝詠一つながりでまとめて売りにきた客がいたと考えられなくもない。 このことにより今後探索の手がまったく緩められないことが分かった。 同じ日、ぽつんと1軒だけ離れた店「太陽レコード」に閉店10分前に入った。 店のおじさんは少しくらいなら待ってくれると言った。歌謡曲やアイドルが メインなので見つかる可能性は低かったが、EPを数多く置いている店は 少なかったので丁寧に探した。全体の4分の3くらい探した後に突然目に飛び 込んできた。「ナル・・」 「ホッチキス」に続いてあり得ない文字だった。 「ひとり・ナルシス」 当初は売らないと言っていた幻の曲。 「ひとり・ナルシス」に出会えた。誰も見ていなかったら飛び上がっていた だろう。おじさんが声をかけてきた。 「誰の探してるんや?」 「遠藤京子です。」 「無いわ。」 「でも、今すごく手に入りにくいのが見つかってすごくうれしい。」 興奮を抑えて答えた。 「偶然やわ、何かに混ざっとったんやわ。」 そうだろう、たまたまだろう。狙って見つかるもんじゃない。 偶然を拾い集めている。その偶然を探してこれまで僕がどれほどの店を 回ったか。それを聞いたらおじさんは驚くだろう。 たった¥500のために15分閉店を延ばしてくれた。 おじさんありがとう。 アルバム目標達成まであと6枚 シングル目標達成まであと5枚 「Green Room」をシングルで確保 ネットへ TopPage UpperPage